白鳥の湖

真由美さんが前述していたTYバレエの「白鳥の湖」、観に行ってきました。

主役が踊りに踊るこの作品。
いつ見ても大変そうです。

しかし、コールドバレエ(郡舞)にとっても・・・

「一番辛い作品は何ですか?」

と聞かれたら、私は迷わずこの作品を挙げます。

まず、他の作品と比べて4幕まであるものは無いですし、
(私は白鳥の他に知りません・・・)
女性はほぼ、ずっと出ずっぱりです。

そして、ただ出ていれば良いというものではなく、すごく踊るんですよ・・・。
さらに、列や動きを合わせなければならないので、神経をすごく使います。

でも、作品そのものは音楽など何度聴いても感動しますし、作品の構成や
ストーリーの展開など、よく出来たバレエだと思います。

「好きな古典作品はなんですか?」

と聞かれてもやはり、私は白鳥の湖を挙げてしまうと思います。

さて、そんな白鳥の湖、私がコールドバレエに入れたのは高校生になってから。

”なんだ、この作品は!”

と思ったのを覚えています。それくらい辛かった。

しかし、今回観に行った白鳥の湖は、小中学生からのほんとに小さい子供たちが
コールドバレエに入っていました。

そして、その動きがよく揃ってる!!
練習して踊りこんだんだな、というのが伝わってきました。

全員の動きに迷いが無い=各自が動きの幅を把握している。

それほど、練習したということだと思いますが、
『あんなに辛い踊りを・・・この歳でここまでやるって辛いだろうなぁ・・・』

と、親心(?)で観てしまいました。

しかし、他人事では無いのです。

今年のフィールドバレエは

白鳥の湖」「ジゼル」などが入った本当に盛りだくさんの演目。

来ていただくお客様は、とっても楽しいと思います。
私もどれをおすすめしようか迷ってしまうくらい。

しかし、踊る方は・・・

少し、覚悟が要る年になりそうです。

でも、やっぱり悔しいけど白鳥の湖、良い作品なんですよね。


望月 美帆