汗にまみれて・・・ 。
今週末はついに、江戸川区で精力的に活動する、TYバレエの『白鳥の湖』本番です。
本当に白鳥は辛い・・・
主役はもちろん!!
私の中で「辛い全幕古典バレエの主役 ナンバー?」と言えば、『白鳥の湖』オデット・オディールです。きっと世界中のダンサーの皆さんに聞いても、大抵の方が5本指には入れると思います。
何が辛いって・・・見ての通りパドドゥを2本踊ったあげく(32回のフェッテ付き)最終章の美しくも儚い4幕のパドドゥまでありますから。やはり大作だと思います。
しかし主役のみならず、周りを固める踊り手にとっても『白鳥』は地獄だと思います。
女の子は特に!!
1幕で村人や貴族など、何かしらのキャラクターを。そして3幕のデベルティメントとを。そして2・4幕の白鳥達を踊っているので、大抵のダンサーが全幕フル出演しています。
この辛さ・・・何にも例えようがありません。
私も昔は1幕でパドトロワ、2幕でコールドと4羽、3幕でナポリ、もちろん4幕でも嵐のシーンで駆け巡っていました。
今の私がこのキャストを組まれたら・・・救急車で運ばれるやもしれません。
そんな白鳥を、こんなに小さな子供達が・・・
今日も私は目頭が熱くなりました。下は小学生から上は大人のお姉さま方まで、汗にまみれて、本当に一生懸命に踊っているんです。
誰も、弱音も不満も言いません。
皆が本当に一生懸命に踊っているんです。
確かに私も学生の頃から白鳥に出演させていただいていました。
でも、小学生の小さな子達があんなに必死に腕をパタパタしているのを見ていると、本当に胸が熱くなります。
きっと先生達の熱意がみんなの心を動かしているんでしょうね。すっごく解る(うんうん)。
不景気だとか、ゆとり教育だとか、年金不払いとか、世の中は色々と時代と共に変化していますが、志の高い人たちが集まって一つのものを一丸となって作る姿勢は、本当に美しい心を育む環境なのではないでしょうか?
私はいつまでもTYバレエの陰なる応援者でいたいです。
mayumi