新年のご挨拶

気が付けば年が明けて半月もたってしまいました。

遅ればせながら、このブログをご覧の皆さま、

     明けましておめでとうございます。
    


さて、新年のご挨拶と一緒に、

何を書こうかな〜と考えていたところ、思いついた今回のテーマは


        『二十歳について』


成人の日にちなんでみました。


まず、自分の成人式を思い出してみました。

すっかり忘れていたのですが(年月って恐ろしいですね・・・)
よくよく思い出してみると、若さに任せて無茶なことをしていました。


その頃、八王子で一人暮らしをしていたのですが、成人式は地元、

山梨で出席しました。しかし、その翌日がなんとロシア公演の出発日・・・。


電車で2時間とは言え、着付けなどもあるためどうしてもリハーサルを
一日休まなければなりません。


大事な海外公演を前にして、

成人式に、行くべきか・・・行かざるべきか・・・。

そもそも、行って良いのか、ダメなのか・・・。


直前まで悩んだため、美容院もギリギリ、写真撮りも仮予約のような状態でした。

着物はもしも着るときのために、と母の成人式の着物の丈を直して
もらっておいてどうにかなりました。


その丈直しも、私はそれどころではないので、電話で身長だけ伝えて
あとは着物屋さんにお任せ。

当日着て、「あ、ぴったりで良かった」という感じでした。(笑)


同級生との再会もほどほどにし、日帰りでまた八王子に・・・。

そして、翌日まずはモスクワに向けて旅立ったのでした。

3週間かけてモスクワ、サンクトペテルブルグキエフを公演した後、
やっと日本に帰ってきました。

色々と面白い体験をし、長いフライトの末せっかく帰ってきた日本ですが、



私はロシアから帰ってきた翌々日にパリに旅行に行きました。


中一日おいて、またモスクワに逆戻り。(モスクワで乗り換えだったため。)
16時間かけてモスクワから帰ったのに、その2日後にまたモスクワに
戻ってきたときは、なんとも複雑な気持ちでした。


パリには10泊14日の滞在。オペラ座でバレエを見たり、オープンクラス
受けたり。もちろん観光もたくさんしましたが。

見るモノ、触るモノ、全てが新鮮できらきらと輝いていたようなパリ。

ロシアとはまた違う、文化と芸術の国でした。

ちなみに、ロシアにはもう行きたいとは思いませんが・・・
フランスはまたぜひ行ってみたいと思います。

こうして、昔を振り返ってみると、
「あぁ、なんか若かったなぁ」と苦笑いしてしまうのですが、

あと、10年とか20年たつと、今の私が幼く思えるのでしょうね。



ところで先日、府中の森リハーサル室にて男性ゲストの先生方と、
パドドゥ(男女二人の踊り)を踊る中高生たちの練習がありました。

初めてのリフト(持ち上げる技)、ピルエット(回転技)に
戸惑いながら皆、頑張って挑戦していました。


今はまだ、ひやひやしながら見ていますが、あと3ヶ月で皆がどんな風に
なっていくのか、楽しみです。


この子達があと10年たったらどんな大人になっているのでしょう。


皆さんは子供の頃、どんな大人になりたいと思っていましたか?

そして、なりたい大人になれたでしょうか??


一発目のブログからだらだらと書いてしまいましたが、
今年も「理想の大人」目指して精進していきたいと思います。

    

最後になりましたが、
        今年もよろしくお願い申し上げます。



                            望月 美帆