出来ること、出来ないこと。
シャンブルウエスト、定期公演タチヤーナ、おかげさまで無事に終わりました。
終わってみて…
うん、やっぱり1回だけの舞台ってもったいなかったなぁ… と思いました。
お世辞抜きで(笑)ほんとに良い作品だと思うんですよねぇ…
こういう叙情性のある作品って踊り込めば込むほど味が出て来るので、
初日よりも2日目…3日目とやってたら ますます良くなってただろうと思います。
あ、もちろん全体的に初日もとても良かったですよ。
でも、初演から出てるメンバーと、新たに加わったメンバーがもっと融合出来たはず。
なので、またぜひぜひ近いうちに再演したいです(^_^)
それにしても、2幕で康介さんのレンスキーが、オネーギン扮する逸見さんに殴りかかるところなんて本当に、
殴ってしまうんじゃないか?!っというくらいの迫真の演技でした。
周りも、もはや、演技じゃなく心配してました。(笑)
人間ってほんとに驚いたら動けなくなるんですね f^_^;)
決闘のシーン、親友との決別。
二人の葛藤と後悔が切なくて…や〜泣いちゃいました…
更に、ラストシーンの逸見さんとゆり子先生のパドドゥ…
愛し合ってても、すれ違ってしまう…
まいった…というくらいの迫真の演技と踊り…
さすがだなぁ…
袖で、こんなニヤけたポーズしてる人とは思えません…逸見王子っ…(笑)
さてさて… そんなこんなでタチヤーナが終わり…
もう月曜日からは早速フィールドバレエのリハーサルが始まっています。
まずは白鳥からΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
へばってる白鳥達を見てゆり子先生が、逆に大笑いするくらいでした…
こんなのよく毎年やってるよね…(。-_-。)
それと並行して、被災地公演も火曜日から始まっています。
今日、第一陣が帰ってきました。
そして、ゆり子先生と第二陣チームも入れ替わりで昨日の夕方から現地入りしています。
私は山田美友ちゃんと藤吉千草ちゃんとの第三チーム。
明日から、宮城県に行って来ます。
各チーム、やる内容はほんとにそれぞれ。
振り付けも自分達で考えます。
今回は、小学校や幼稚園での公演が中心なので、
「バレエらしいもの」「分かりやすいもの」「見ていて飽きない長さのもの」
を頭に入れて演目を決めました。
でも、これが以外と難しい…
やりたいものが必ずしも上記の条件を満たすとは限らないんですね…
私たちのチームも演目が決まったのは、つい1週間前です(。-_-。)
そこから、曲集めて、CD作って、振り付けて、衣裳選んで荷造りして、トラックに積んで…
を各チームがタチヤーナの本番前のバタバタしてる時にやってたので、もうそれはそれはバタバタでしたf^_^;)
舞台は去年の10畳から少し広くなり12畳に…
たかが2畳、されど2畳…
この2畳がありがたい(>_<)
でも、油断せず(笑)落ちないで踊るように気をつけます。
被災、津波、 テレビで見て、知っているつもりでも本当に つもり、でしかない、
ということを去年身をもって知りました。
震災ではなく、心災なんだ、という記事を読みました。
一年経ち、被災された方達がどんな風に生きているのか… 今は正直・・・知るのが怖いような複雑な気持ちです。
もちろん大それたこと出来るなんて思ってもいません。
バレエしか出来ないです…
(バレエもまだまだ精進を重ねてる身ですが…)
でも、観てくれた子供たちが家に帰って、
パパやママに、
「今日、バレエ見たんだよ。」って話しをしてくれたら、それだけで充分です。
記憶に残る舞台になるよう頑張ってきますm(_ _)m
MIHO